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松任谷由実 タイムマシンツアー at 神戸ワールド記念ホール

2018年10月08日 00:44

ユーミンが45周年記念で出したベスト盤「ユーミンからの、恋のうた」初回限定版に
特典として、45周年記念アリーナツアーの、最速先行予約が付いていました。
うちの奥さんがユーミン好きで、昨年のツアーも地元で行ったので、
今回のツアー日程の中で、無謀でない距離、仕事が休みの日ということで、神戸公演を申し込みました。
20数年ぶりのアリーナツアーということで、「ユーミンもしかして引退するんじゃないか?」という不安もありました。

やはり特典だったからか当たりました(笑)それも良席。

ということで、少し遠いですが、神戸行ってきました。
もうしばらくすれば、遠くまで無理してまで(ほんと・・・)観たいアーティストもいなくなりそうなので、
あと少しだけがんばろうと思います。
親の面倒や体調のことで、めったに県外に出ないので、いい気分転換にもなります。
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神戸は通り過ぎることはありましたが、きちんと来たのは人生二回目。
それも今回の会場は来たことのないポートアイランド内の、神戸ワールド記念ホールです。
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ステージ配置こんな感じなんですが、さっきも書いた通り、ほんと奇跡の良席、
ステージ中央真横スタンド最前列 !! 申し訳ないけど、アリーナよりずっと目の前で見える席です(画像は後方俯瞰)

どうしても演る側の気持ちや都合も少しだけわかるので、本番始まる前
今まで体験したことのない、アリーナ中央にあるステージ見ながら、
地下入口はないから、客入れ始まったらユーミンたちはもちろんもうこの↓だな、とか
ということはメンバー全員もうこの中で、控室やトイレも仮設でこの中か !!(笑)とか余計な事ばかり
考えてしまいます。

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ステージの内容は言うまでもなく圧巻 !!
というか、ユーミンいつまでこんな「危険なステージ」演るつもりだろう?

「危険」という意味は・・・
昨年のツアーの感想で、こんなことを書きました。
「誰か一人の一つのミスでステージが破綻してしまう綱渡りのような演出」と。
少し専門的な話になりますが、出音、ダンス、サーカス風演出、ステージのメカ的なこと、プロジェクション等のライト・・・
これらが全てピタリとリンクしないと成り立たないショーです(今回まだ2会場目で少々甘かったが・・・)
リスクを一つでも消していこうとすれば、こういうショーを成立させるには、アイドルの多くがやるように、
まずは「生演奏はできるだけしない」(CD音源流す)「歌うたわない」のが今の日本では普通でしょう。
しかし、キャラメルママからスタートし、入れ替わりあれど、ずっと素晴らしいプレイヤーに支えられている
幸せなユーミンに、その選択肢はあり得ません。
(松田聖子はアイドルですが、一部口パクはあれど、ほぼバンド生演奏で頑張っています)
メンバー同士離れていても、イヤモニで、毎曲とっかかりの合図や、毎演奏全く同一のテンポをモニタリング
していたとしても、演奏者まで踊りながら、あれを全て「同期&生演奏」は信じられないレベルでした。

そして、アリーナのような大会場でやる必然性をしっかりと味わいました。
大会場でやる理由は、ほぼ全てのアーティスト、「動員数」のためでしょう。
観客から見えようが見えまいが、普通にバンド演奏は同じ距離感で演り、見るのはスクリーンで・・・という。
ユーミンの演出は、中央の「円形」で全方向へ向けて演るということに、とことんこだわったものでした。
達郎がよく言う「大会場のライヴなんて自分はあり得ない」ということとは、もともと種類が違う生演奏なわけです。
大きいところで演りたかったからこうした。と、明確です。
まあ、達郎のライヴは別の意味で「日本のバンド数少ない良心のライヴ(笑)」ですが
達郎のバンドは、あくまで「ライヴハウスの延長」で、
間違えて最初からやり直したりできます(今までに二回目撃 笑 それはそれで楽しい)
ユーミンのライヴはやり直しききません。
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そんな「カッチリ」したショーの中、自分目が離せなかったのが、昨年のツアーで初めて観た
この方。ギタリスト遠山哲朗氏。昨年はセットのせいで、音は聴こえるが見えず・・・だったのですが
今回は目の前。バッチリ目撃できました。
ユーミンのバンド史上、いなかったタイプの「危険なギタリスト」です(笑)
面白い !!
ユーミンのライヴはおそらく、CDの音源を元に、ライヴ用に変更された、カッチリしたアレンジができています。
今までのバンド、ギタリストは、ほぼその通りに弾いていると思います。
この遠山氏、ここでその音か !! という感じの危ない音使いや、意図的な不安定な音程などを
キャンディアップルレッド、62ストラトのアーミングを駆使して出します。ソロは半分以上アドリブでしょう。
そして結構大変な事を弾いている時でも、ダンサーと踊ります(笑)
亡くなった中川氏や、レスポールの似合う市川氏も渋くて良かったのですが
事情は知りませんけど、もうこのスタイルはきつかったんだと思います。
そして遠山氏のプレイで特筆すべきは、フラメンコギターです。これは普通エレキギタリストが演る
レベルではありません。ユーミン、しばらくこの人離さないでしょう。
いいギタリストなのに、ネットではあまり引っかかりません。なぜでしょう?
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ネットで探していたら、足元もわかりました。ポップスのバックバンドの人にしては意外にシンプル。


それではネタバレ注意 !! 今回のセットリスト。
赤文字、予想外曲。収録アルバム。







2018.10.6(Sat) 神戸ワールド記念ホール

01. ベルベット・イースター
02. Happy Birthday to You ~ヴィーナスの誕生
03. 砂の惑星 (THE DANCING SUN)
04. WANDERERS
05. ダンテライオン~遅咲きのタンポポ
06. 守ってあげたい
07. Hello, my friend
08. かんらん車 (流線形'80)
09. 輪舞曲
10. 夕涼み
11. 春よ、来い
12. Cowgirl Blues
13. もう愛は始まらない
14. CARRY ON (TEARS AND REASONS)
15. セシルの週末
16. ハートブレイク
17. 結婚ルーレット
18. 月曜日のロボット
19. ダイアモンドダストが消えぬまに
20. 不思議な体験
21. Nobody Else
22. ESPER
23. COBALT HOUR
24. 宇宙図書館

EN1

25. カンナ8号線
26. DESTINY

EN2

27. ひこうき雲

EN3

28. タワー・サイド・メモリー (神戸ご当地ソング ない会場はどうする? 笑)

今回のセットリストですが・・・
45周年記念ツアー、久しぶりのアリーナツアー、ということで、予想されたのが
ベスト的な楽曲です。しかしこれはユーミン版の「マニアックツアー」(達郎)だったと思います。
自分的ハイライトは、「不思議な体験」あたりでした。
ユーミンの曲、おそらく2/3くらいは知っていると思うんですが、今回知らなかった曲がありました。
なんで今回これを・・・という曲があります。このあたりもユーミンの面白いところです。
達郎は「ライヴは一期一会だから、今回しか来られなかった人のことを考えて有名な曲しか演らない」
と言っていますが、それはリピーターにはつらいですよね。

前述した、引退の心配ですが、ユーミンの口から「まだこんなもんじゃ終わりませんよ」と
完全否定のお言葉が・・・

神戸のお客さん。ノリが・・・なんとスタンド席、本編最後の曲まで立ちませんでした。
おまけに、コンサートの常識、「以上をもちまして・・・」のアナウンスがあるまでは
アンコールが続く・・・ということを知らない客が、今までに見たことない数、ゾロゾロ帰って行きます。
(終電を気にしてポツポツ・・・は大会場あるあるですが)
関西弁のお客さんたち、いつも思う「隣の人と話すのにそんな大きな声必要?」状態で、
始まる前は「ライヴ中黙っていてくれるだろうか?」と心配させるも
本番始まると・・・「シーン」(笑)
ユーミンは客の反応すごく見ていますから、心配になりました。
一部だけすごく盛り上がっているスタンドブロックは、ずっと照明当たっていました。
あんなことするのは初めて見ました。「ここ見て」スタッフの意図的でしょうね。
九州や東京の会場の雰囲気しか知りませんが、こちら、こんな感じなんでしょうか?(笑)
アンコールの拍手の音量は、福岡サンパレス2316人(笑)より小さい。
大げさな・・・と言うなかれ・・・真面目な話です。
まあ楽しみ方は人それぞれですが、ロックコンサート(あえてこう呼ぶ)は応援もあって完成の「ライヴ」
寂しいです。

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今回なんと、小さい頃から大好きなガーナチョコレートがスポンサーに !!面白いグッズです。
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うちの奥さんが買って着替えて、ライヴに向かったTシャツはなんと・・・
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フラッシュ撮影すると、こんなことに・・・これは面白い・・・
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ユーミンがMCで言っていた、神戸の街とポートアイランドを結ぶ赤い橋。
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帰りは新幹線の時間まで、三宮をブラブラしました。
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かわいいコーラの自販機発見 !!
これは「映え」ですね(笑)
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松任谷由実 CONCERT TOUR 宇宙図書館

2017年06月25日 12:52


いつもコンサートに付き合わせている、うちの奥さんが行きたいと言うので
ユーミンのコンサート、2人でチケット応募したら2会場当たったので
1か所は知り合いに譲ろうとしたら、みんな行けない(笑)
ということで、きついけど日帰り1戦目行ってきました。
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福岡サンバレス。達郎お気に入りのホールです。
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ユーミンのコンサートは二度目、1986年だったので、なんと31年ぶり・・・
ユーミン63歳 !! とにかくすごい !!!
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久しぶりにアルバム最新作も聴いておきました。

大ファンではないけれど、この人の主要なアルバムは聴いているので
このアルバムは久しぶりの傑作ではないでしょうか。
達郎にしてもユーミンにしても、アレンジやハード面が進化しようが
昭和のあの時代から楽曲の芯がいい意味で変わっていないなと思います。
今作は特にその傾向が強く、昔のユーミンの楽曲の雰囲気を感じました。
それはシンセの音色などにもです。確信犯的なモロ80年代シンセサウンドも使われています。

ステージングは相変わらず、演奏、演出、音響、照明、タイミング一つ間違えたら
崩壊してしまうであろう、綱渡り状態の緊張感あふれるものでした。
ユーミンのライヴは、各人のプレイとかいうよりも(演奏レベルが高いのは言うまでもない)
これが醍醐味なのですが、80~90年代の、今思い出すとちょっと恥ずかしくなるような
バブリーな印象はなくなり、まるで絵画を観ているような美しいステージでした。

歌は少し心配でしたが、ユーミンクオリティでは良かったです。
ユーミンの歌については、ネットでひどい書かれようですが
毎度書いているように、みんなどんだけ音楽のレベル=演奏力、歌唱力って思っているんだろうと
あきれます。例を出してファンには悪いけど、歌唱力抜群と言われるMとかJとかHとか(笑)
カバーは一流ですが、自分には、音楽にその人となりが感じられません。
アイドルの方がまだ目的が明確でわかるなと思います。

ある看板屋さんに、その方が描いた看板を見た人が「もう芸術ですね」と言ったそうです。
するとその看板屋さんは「芸術 ? そんなもんは関係ないよ。自分は注文に忠実に
描いただけ」と。看板屋は一流の「職人」 芸術性は絵のうまさではなく内面をどんなふうに
吐き出したか・・・そしてそれを見聞きした人に感じてもらえたかです。
音楽の聴き方は人それぞれ自由で、ただの好き嫌いですが
音楽家の価値は、はき違えたらいけないと思います。
ユーミンは好きだろうが嫌いだろうが、間違いなく日本の音楽史に永遠に名を残す
「シンガー」ではなく「作曲家」だと思います。

余談ですが、自分は音楽家に人格も求めていません。
わかりやすいのがゲス・・・の彼のこととか・・・(笑)
音楽性はすごいのに、日本人ってなんであんなに人格まで求めるのだろう? と不思議でした。
お相手は芸術家ではなくキャラを売る「タレント」なので、人格まで求められるのは
理解できます。アイドルも然り。ファンは、純粋に「作品」に対してではなく
架空の「相手」として金を落としてくれるのですから人格や理想のプライベートを求められても
仕方ないでしょう。

歴史に名を残すミュージシャンたち、クラシックの作曲家も含めて
人格者だったという話は、自分ほとんど聴いたことありません。
ベートーベン、チャイコフスキー、ビートルズ、レッド・ツェッペリン・・・
みんな人生無茶苦茶です(笑)

関係ない話すみません・・・周りの人と音楽の話になると
「不倫とか許せない、もう活動開始かよ」とか・・・我慢して聞いているのでつい(笑)

以下ネタバレ注意 !!

( )は、隠れた名曲と思われていて、「あれ、どのアルバムに入っていたっけ ?」
と思われそうな曲につけました。


SET LISTS

6. 24. 2017 福岡サンパレス 初日

1. 宇宙図書館
2. あなたに会う旅
3. 影になって (「悲しいほどお天気」収録)
4. AVALON
5. BABYLON (「DA・DI・DA」収録)
6. 夢の中で ~We are not alone, forever (「スユアの波」収録)
7. ひこうき雲
8. Midnight Scarecrow (「KATHMANDU」収録)
9. リフレインが叫んでる
10. 月までひとっ飛び
11. ルージュの伝言
12. 何もきかないで (「COBALT HOUR 」収録)
13. Smile for me
14. 残火
15. 満月のフォーチュン (「天国のドア」収録)
16. 破れた恋の繕し方教えます (「NO SIDE」収録)
17. 真夏の夜の夢
18. ダンスのように抱き寄せたい (「Road Show」収録)
19. 気づかず過ぎた初恋
20. GREY

EN 1

21. 星になったふたり
22. メドレー
DANG DANG~14番目の月~守ってあげたい~埠頭を渡る風~
真珠のピアス~オールマイティー~春よ、来い~カンナ8号線~DESTINY

EN 2

23. やさしさに包まれたなら

自分的には中盤、15 16あたりのアレンジ、演奏、演出がハイライトでした。

メドレーは武部さんアレンジなのでしょうが、う~ん・・・これはないよな・・・
サビだけつないだ、転調しまくりの強引な感じ・・・
いっそこの中で最近演奏していない「真珠のピアス」「オールマイティー」なんかを
きちんとフルで演った方が良かったのでは・・・楽曲って、Bメロからサビっていう
カタルシスがキモだと思うんですが、全部サビだけブツ切りですよ。

自分が以前観た時からはガラッと変わった若手サポートメンバー。
なんだかPAも含め、POPではなくROCKな音でした。
客層見ると、かなり年齢層高かったので (コンサートで杖ついている人見るのベンチャーズ以来)
自分は大歓迎ですが、音が大きいな、低音うるさいな、とか思われたのではないでしょうか。


EN 2 はもうけものでした。
ユーミンの知り合いの知り合いが最近25歳の若さで亡くなったそうで
その方が、この曲に勇気づけられた・・・というMCで、武部氏のキーボードと
2人だけで演奏されました。
前会場までは「卒業写真」と「青いエアメイル」のローテだったようなので
この日が初でしょう。



2戦目、6. 30. 2017 宮崎市民文化ホール。
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この日は雨でしたが、開始直前にこの夏空。

セットリストはEN2が「卒業写真」に変わっただけで、あとは福岡と同じです。
MCも同じ。
ただ、宮崎はノリが遅かったので、中盤ユーミンから
「火付きが遅かったから心配しちゃった」(笑)

最前列真ん中ブロックがほんと反応悪い・・・
抽選でたまたま最高の席が当たっただけとはいえ
ライブの時は、その良席にはある程度盛り上げる責任があるような・・・
暴言か・・・?(笑)

そして福岡では言わなかった嬉しい言葉が。
「またできるだけ早く宮崎に来れるようがんばります」

ユーミンにしても達郎にしても、最近言葉が優しくて
歳とったせいで丸く・・・とかいわれていますが、単純に
昔から付き合ってくれているファンたちに、ここまでついてきてくれて
本当にありがとう・・・という気持ちがあるんじゃないかな? と思います。

ということで、31年ぶりのユーミン。全国ツアーは最後との噂なので
観ることができて良かったです。

YUMING

2012年12月02日 14:25



19歳の頃、女友だちから、ユーミンのコンサートチケット
徹夜で並ばないと買えないから付き合ってと言われ
当時ハードロック&洋楽しか聴いてなかった自分は
嫌々一緒に一晩眠らずに並んで買い、コンサートにも
ほとんど曲を知らずに行きました。(もちろん超有名曲は知っていました)

コンサートを生で見て、カルチャーショックを受けました。
セット、音響、照明、演出・・・
ミュージシャンの演奏もすごい・・・
今でこそ派手なステージのコンサートは珍しくありませんが
当時、東京などの中央ではない地方の会場で
そこまでやるアーティストはいなかったのです。

それからユーミン聴くようになり
出会った女性(現奥さん含む 笑)みんなユーミン好きなこともあり
ずっと聴くことになりました。

先日40周年記念のベスト盤が発売され
テレビでも特番が何回か放送されるなど
盛り上がっています。
このベスト盤ですが、今までの音源お持ちの方にもお勧めです
特に謳われてはいませんが、じっくり聴いてみると、
コレ間違いなく今回のために丁寧にリマスターされています。
そのおかげで、荒井由実時代の曲(例えばデビュー時の「ひこうき雲」など)も
生き生きした音質で聴くことができます。

ユーミンの憧れ、プロコル・ハルムとの「青い影」共演も聴きどころ・・・
そういえばこの曲、あのジョージ紫氏が野外ライブの
サウンドチェックで弾いてたなぁ・・・オルガン弾きなら
弾きたくなる曲なのかも・・・

とにかくすごい売れまくっているようです。

最近懐メロバンドをやるようになり気づいたことですが
単にリスナーだった時には気づかなかったことに気づかされます。
この方の曲は本当にコード進行など、よく考えられていると思います。
ええーっ(泣)と言いたくなるギター弾きには嫌なコードもよく登場します。

そして今だからわかる、デビュー時のバックバンド、
キャラメルママ(細野 鈴木 林 松任谷)の演奏のすごさ・・・

昔好きだった方、もう一度聴いてみてはいかがでしょう?